2006-10-02
NYの秋の訪れは早いです。
私は、春夏秋冬どの季節も好きですが、それぞれ楽しみ方が違いますね。私にとっての秋というと、“お彼岸(お彼岸にはいつも伯母がおはぎを作ってくれ、それがとても美味しかった。私の家では、お盆の送り火の時には私が団子をつくり、お彼岸には伯母がおはぎをつくってくれるのが毎年の行事になっていた。)、”紅葉狩り“、”栗拾い“、”読書の秋“、”秋茄子“、”秋刀魚(hahaha、、、やっぱり食欲、、、?)など、味覚も含めて日本の情緒を味わうのにいい季節だと思います。
その中でも私が好きなのは、“月(Moon)”です。秋の月、それも冬に近い10月後半から11月の月が好きですね。どうしてか?これはただ単に個人の好みなのですが、春は夜に月を眺めるよりも昼間のぽかぽかとした陽の暖かさや木々の新緑を楽しむ方が楽しいですし、夏は暑いし、冬は逆に寒くてゆっくりと月を愛でる余裕がない(笑)。
一般に“中秋の名月”と言われますが、中秋の名月は9月にあたることが多く、台風の到来などできれいな満月を見れる機会は結構少ないです。また、日本の9月はまだ夏の暑さが残っている夜が多いので、気分的に静かにゆっくりと名月を楽しむという気分になりにくいということもありますね。
”中秋の名月“と言えば、私は日本で働いていた頃は出張が多く、よくビジネスホテルに泊まっていたのですが、ある晩ホテルの部屋でテレビを見ていて、その日が“中秋の名月”だということを思い出し、慌てて近くのコンビニで月見団子を買ってきて、ホテルの小さな窓から半分雲に隠れた月を眺めていたことを覚えています。
NYに来てやっと3年。この3年間はただただ毎日が忙しく、ゆっくり過ごすことがなかったのですが、ふと気づくと、なんと今年の“中秋の名月”は、今週金曜日の10月6日!いつもはどこかに寄り道をして帰る私ですが、今年は3年ぶりにして、NYで初めての“中秋の名月”を楽しめそうです。
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2006/200610/1006/index-j.shtml
高橋