皆さん、初めまして!
今回めでたくブログデビューを果たすことになりました、
NYオフィス新入りの木村泰子です。
さて、記念すべき第一回目は、私が15年間過ごした
テキサス州サンアントニオについてお話ししたいと思います。
サンアントニオ、皆さんご存知ですか?
もしかして、聞いたことがないという方もいたりして・・・(!?)
サンアントニオと言えば、アラモの砦、NBAのスパーズあたりを
皆さん連想されるのではないでしょうか。
人口数約140万人のサンアントニオは全米でも人気観光都市のうちの
一つです。そのサンアントニオが人気観光都市となった理由は、
実は他にあるのです。
ダウンタウンにある、一番名所となっているリバーウォークです!
町の中心を流れるSan Antonio River 沿いには、
ところ狭しとレストラン、カフェ、バーなどが立ち並び、
一年中賑わっています。川にはリバーボートと呼ばれる
ガイド付き遊覧船が行き来し、これも大人気です。
このリバーボート、私は何度乗ったことでしょう!!
一番の人気アトラクションともあり、日本からゲストが来るたびに
乗る羽目に・・・でも、体験した方はどなたも、この南国トロピカル満載の
景色にご満悦でした~!クリスマスが近くなると、きれいにライトアップされて、
これもまた素敵✩
ところで、このリバーウォークは、1921年の壊滅的洪水で
死者50名を出したことが発端でした。
今後の洪水対策として、市ではダムの建設と川の埋め立てが
提唱されたのですが、これに対して地元の自然保護団体は、
河川を保護したダウンタウンの再開発を望み、両者で対立がありました。
そのような中で、1929年に地元の建築家、ロバート・ハグマンが
現在のリバーウォークとなる原案を提唱し、採用されたのでした。
しかし、この計画は途中で中断されたり、忘れ去られたりと、
なかなか計画通りに進まなかったのです。
ダウンタウン周辺の都市計画が進むにつれて、
ダウンタウンの人口も減少していき、ダウンタウンは次第に
荒廃していきます。これではいけない!
1968年の万国博覧会の開催を契機に、市は新たな計画を打ち出し、
再々開発に挑むのです。
ヒルトンホテルの建設や、スペインの古い町並みの再現などが
この時に行われ、現在のリバーウォークの原型が作られていくのでした。
皆さんも、是非機会があれば(ちょっと遠いですが)一度訪れてみて下さいね!
サンアントニオ、《観光として》はおススメです!
木村