この一年、結婚式ラッシュでした。
色々な結婚式に行ったので、結婚式審査員なるものがあればできるくらいになったと自負しています、武田です。
仲の良かった友達でも、結婚式に参加すると、ますますその人・カップルの価値観というか、何にこだわり、何を大切にしているのかがよく分かって面白いです。
招待状から、すっごく凝りまくり、当日の服装まで超細かい指示の出るパターンから、そんな形式的なことはどうでもいいからhave funしようよ~的なノリのものまで、まさに百人百様です。
私は日本での結婚式は尽く断っているので、こちらアメリカの結婚式の話のみになるのですが、まずすごいなぁと思うのが、親族の中に、stepなんちゃらという人がとても多いこと。この国ならでは、という気もしますが、お母さんの再婚相手とか、お父さんの新しい恋人と、そのお父さんの前の結婚からの子供とか、結婚式が終わって一夜開けると、「で、あの人、どういう繋がりだったけ・・・?」というようなことが多々あります。
つい最近NYで参加した結婚式は、もちろんstepファミリーがいくつかおり、それプラスこれまたNYならではという感じで、様々な人種・国籍がミックスした親族が混じり、そこにゲイ・レズビアンカップル、+そのカップルの子供たちが参加していたので、途中からもうだれが誰だかさっぱりわからなくなりました。
またもしかしたらこれは近年の傾向かもしれませんが、セレモニー自体、あまりかしこまったものではなく、宗教色が薄いものが多いです。神父などの代わりに友達や、そのカップルのキューピッドとなった人にオフィシエントを頼むこともあるようです。私が参加した式はほとんどこのパターンでしたが、一件だけ、花嫁のヒンズー教と花婿のカトリックの両方のセレモニーを、炎天下で合わせて3時間くらいしたのがあって、それは瀕死になりました。
あと結構私が楽しみにしているのが、小さい子供が務めるフラワーガールとリングベアラーです。
花びらを撒かずに、花びらなんだから花に戻るべき、とでも考えたのでしょうか、バージンロード脇においてある花束に、ひとつひとつ花びらを丁寧に置いていく超几帳面なフラワーガールもいれば、あんなに式前は楽しみにしていたのに、いざとなると突然泣き出すリングベアラーもいました。小さい子供なりに性格が出て、面白いなぁと思います。
レセプションも、会場のデコレーションが夢のように綺麗だったり、食事にこだわるカップルは、わざわざお気に入りのレストランのシェフを結婚式をする違う州まで呼び寄せたり、家族や友達が次々と即興でスピーチをし始めたり、超本気ダンスコンテストが始まったり、それぞれのカップルの色が出ますね。
どの式でも一貫しているのは、翌日「あの従兄弟と誰々の友達がデキてた」とか、「親戚の誰と誰が酔っぱらいすぎて喧嘩し始めた」とか、ちょっとした内輪ゴシップが出回るところでしょうか。笑
8月末の結婚式で、やっとやっとこの結婚式ラッシュが全て終了!
・・・と思ってほっとしていると、またポストに一通招待状を見つけたのでした。
武田