2014-10-28
早いものでもうすぐハロウィーン。
とはいっても、今年はBack to Schoolの商品がまだ並んでいるような時期に、
すでにハロウィーン関連の商品が並び始めていて、年々前倒しになっているようで、せわしなさを感じました。
皆さんご存知とは思いますが、一応ハロウィーンについて、簡単におさらいを。
ハロウィーンは古代ケルト人が起源と考えられているお祭りで、ケルト人の一年の終わりである10月31日に、死者の霊が家族を尋ねてくると信じられていましたが、時期を同じくして出てくる悪霊や魔女を、焚き火を焚いて身を守るという行事で、また秋の収穫感謝祭でもありました。
現在では宗教的な意味合いなどはなく、かぼちゃをくりぬいたなかに蝋燭をともして、Jack-o’-lanternを作ってかざったり、子どもたちが仮装をして、家々をまわり(ニューヨークシティーでは、レストランなどのお店を回り)、「Trick or Treat」と唱えてお菓子などをもらう民間行事となっています。
先週末すでにハロウィーンパーティーを開いた方もいるらしく、仮装で歩く人を見かけましたし、同じアパートの住人も、1週間ほど前に”ハロウィーンパーティーを開くので、少々賑やかになるけれどよろしくね。“とのメモが入っていました。
アメリカではポピュラーなこの秋のお祭りが、最近日本でもすっかり定着してきた、との記事を読みました。
渋谷のロフトはパーティー用のコスチューム、かつらやメーク用品などハロウィーン関連の売り上げが前年に比べて4割プラスで伸びており、日本橋三越も洋菓子だけでなく、和菓子やお惣菜などの関連商品の1週間の売り上げが3%伸びているとの事。
スーパー、コンビエントストア、ホームセンターやドラッグストアなど、全国展開する企業が関連商品を扱うことにより認知度が高まったとの事ですが、さらに新規参入する企業も増えているとの事で、ますます盛り上がりを見せているようです。
日本記念日協会によると2014年のハロウィーンの市場規模は前年比9%拡大して、1100億円を見込んでおり、2月のバレンタイン商戦の1080億円をはじめて上回る見通しとのことです。
日本は新しいものを自由に取り込んで、そこから独自のものにすることを得意としていますが、いまさらながらその柔軟性には脱帽します。そのうち、日本でイースターのエッグハンティングのイベントが行われたり、サンクスギビングで、七面鳥を丸ごと売り出したりするのでしょうか。
アメリカに居ながら、このイベントを楽しまないのは残念ですよね。
今年のハロウィーンは金曜日ですし、レストランやバーで盛り上がる人たちがたくさんいることでしょう。
皆さんのハロウィーンのご予定はいかがですか。
神長