2014-12-23
私が「微妙」な潔癖症な人であることは以前このブログで書きました、武田です。
もうひとつありました。
私は常に「ガサガサ」して「ゴソゴソ」している人であることが今回のブログのテーマです。
11月に休暇を取り、日本に帰りました。日本滞在中、母が私に向かって連発していたのが、「ますますお父さんそっくりでガサガサして・・・」という言葉です。
傍から見ると、父が歳をとるにつれ、その「ガサガサ」はますます顕著になってきており、私も同じく歳をとるにつれ、ますますその父に似てきている、という相関図となっているようです。
この「ガサガサ」はなかなか賛否両論でして、
良い点としては
とにかく行動に移すのが早い。
父例:
①母が○○ほしいかもなぁとつぶやくと、父はすくっと立ち上がり、翌日にはピンポーンと宅急便のお兄さんが玄関でAmazonの小包を抱えている。
②母が「電球替えて」というと、「あとでいいからね」という枕詞をいくら添えたとしても、数分後には電球は新しいものになっている。
悪い点としては
早いが故にいろいろ雑。
父例:
①その届いた小包を開けてみると、母が欲しかったものと色が違う・・・
②電球を変える際にガサガサしすぎて脚立から落ちる・・・。
というなんとも言えない切ない状況を生み出します。
私の「ガサガサ」例も挙げるときりがないのですが、直近でいうと日本に帰れることがわかった途端、目にも留まらぬ勢いで日本行きの航空券を買った結果、少し待って買うよりも3割ほど高かったということが後で分かった、などでしょうか。
「ゴソゴソ」の件に関しては、これは完全な母ゆずりです。
昔から母は家で映画を観れない人でした。2時間以上座っていられないのです。座っていると、あれしよう、これもしなきゃといろいろ考えが沸いてきてしまって、じっとしていることができないのです。
私が日本帰国中の休日も、母は朝からこまこまとひっきりなしに動き回り、あれしたりこれしたりします。休みなんだから休みなさい!と言ってみるものの、自分もそういえば普段の週末全く同じことしているなぁと気付き、母をたしなめる語尾がなんとなく弱くなってしまうのです。
祖父母宅を訪ねた時、最近DVDに焼きなおしてもらったという、母親が小さい頃のビデオを見ました。その映像の中で、小学生の母は、落ち着きなく目まぐるしく動きまわっていて、この幼きゴソ母あっての今の母なんだなぁと妙に納得したのでした。
ちなみにこの「ゴソゴソ」の性分については、あまり反省する機会が訪れないので、自覚が芽生えません。「一体全体なにそんなにすることあるの?」と人に言われて、いつも初めてハッと気づくのです。
さて、ガサ父が、友人との一泊旅行に行きその翌朝、ちょっと恥ずかしそうに帰ってきました。
(その前の日は別の旅行があり、一回家に帰ってきて目にも留まらない早さで準備をし直し、この友人との一泊旅行のために去っていきました。)
みんなで飲むために持っていった日本酒の一升瓶を開けないまま持っています。
おかしいなぁと思ったら、小さな声で「日にち一日間違えてた・・・」とのことでした。
私のガサゴソも、今から早目になにか手を打っておく必要があるかもしれません。
武田