2015-11-02
先日、数年ぶりにタイムスクエアにあるシアターで映画鑑賞に行って参りました。作品は「SICARIO」という第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされた犯罪アクション・サスペンス映画。
SICARIO とはスペイン語で主に中南米で使用される言葉で“ヒットマン、殺し屋、暗殺者”という意味ですが、当作品は麻薬や暴力が蔓延するアメリカとメキシコの国境に面した都市・フアレスを舞台に、メキシコにひしめく麻薬組織を一掃すべく雇われたFBIの女性エリート捜査官が、善と悪の狭間で揺らぎながら極秘任務に挑むさまが描かれるというものです。
物静かに映画は進むものの、刺激的な画像が飛び舞い、全てが現実的で、本当に緊張の2時間って感じでした。また米国、コロンビアとメキシコ政府の裏のやり取りなどもあり、奥の深い内容の映画でした。おそらく実話を基に作られたとは思いますが・・・。
メキシコ検察当局の発表によれば、2011年9月までのおよそ5年間に麻薬組織による犯罪や抗争に巻き込まれるなどして4万7515人が殺害されているといわれていますが(ウィキペディア参照)、この映画ではそれらの実態も見受けられます。
本作は批評家から高く評価されており、映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには61件のレビューがあり、批評家支持率は89%、平均点は10点満点で7.9点となっているそうです。この作品サイト側による批評家の意見は、「出演者であるエミリー・ブラントとベニチオ・デル・トロの見事な演技のおかげで、『SICARIO』は緊張感のある引き締まったスリラー映画になっている。また、無法地帯という舞台設定以上に登場人物たちの内面描写が際立っている。」とかなり好評でした。。(もともと彼らのサイトのレビューをきっかけに本作品を観に行きました)
もしご興味があれば、映画館でSICARIOを是非、Checkしてみてください!!!
有保