1992年にロンドンで始まったOPEN HOUSEは、建築物を通じて広くデザインや建設、未来の都市計画について興味を持ってもらえるようにと、普段は中に入れずに通り過ぎているだけの建物やインフラ施設を訪れることができる機会を設けている。
ニューヨークの参加は世界で2番目で、創設者であるScott Lauerは元々ロンドンでこのイベントのボランティアとして関わっていましたが、2011年9月11日後にニューヨークで設立しました。
そしてOPEN HOUSEは今ではデンバーやミルウォーキーの米国内の都市や、テルアビブ、バルセロナ、メルボルンなど、世界30カ国以上へと広がっているそうです。
ニューヨークでは1年を通して関連のツアーなどを行い、10月の週末に行われるOPEN HOUSEは最大で、Manhattan, the Bronx, Queens, Brooklyn, Staten Islandの5つ全ての区で
行われています。
今年は10月15日16日のスケジュールでおこなわれました。
公開された施設は事前に予約が必要な場所もありましたが、
open accessでほぼ一日自由に入れるところもたくさんありました。
今回急に思い立って出かけたため、すでに予約が必要なところは
sold outとなっていたため、普段あまり足を運ぶ機会のないBrooklynへと出かけました。モダン建築が見られるかと思い、A/D/Oという新たにリノベーションされたwarehouseにいきましが、なんとまだリノベーションの途中で、
中はガラガラ。少々がっかりして、そこからWilliamsburgにあるChurch of the Annunciationに行きました。
建物は1870年に建てられた、ロマネスクデザインの教会。
なかなか普段教会などには入りにくいですが、このような機会にwelcomeで迎えられて中に入ることが
できるのは、やはり貴重な体験です。
色鮮やかなステンドクラスや、細工の入った柱や天井を見ていると、いつもとは違う時間が流れるようでした。
見回せば、Ionicやcorinthian, palladianやarch windowなどのGreekやRoman 建築が見られる建物が
たくさんあるニューヨーク。
いつもと違った見方で街を歩くと、いつもと違うニューヨークがあります。
来年は事前に十分チェックして、OPEN HOUSE NEW YORKでまた新たなニューヨークを発見したいな、
と思いました。
神長