日系の大手通信系企業に就職したタナカさんの就職成功者談です。
質問 その1)現在のお仕事内容をお聞かせください。
営業企画と社長秘書を兼務しています。
営業企画の仕事は主に月次の売上集計や営業会議に向けた売上分析作業、売上目標値の作成等を行っています。また、これから営業企画部門そのものの機能強化を目標に、どうやって今手元にあるデータを営業に生かすかを考えていこうと話しているところです。
秘書業務は全体の2割程度ですが、スケジュール調整、出張アレンジ等を担当しています。営業企画の仕事で忙しい時にどうやってタスクを優先付けしていくかが難しいところです。
質問 その2)バックグラウンドを教えていただけますか?
日本で大学を卒業後、コンサルティング会社に就職し、クライアントの業務改革プロジェクトに携わってきました。もともとは理系なので、数字や分析作業といったものは得意です。また、前職で養ったPCスキルがとても役に立っています。
質問 その3)現在の勤務先を選んだ理由は?
タイミングです。NYへは主人の駐在で来たのですが、いわゆる駐妻生活に馴染めず、就職活動を開始しました。しかし、ちょうど米国は不景気の真只中でなかなか紹介先がありませんでした。たまたまIT部門の派遣のポジションを見つけ応募したところ、先方より営業サポート部署に応募してほしいと打診を受け、2ヵ月後にはいつの間にか秘書兼務の正社員になっていました。
質問 その4)就職活動をされている皆さんへのアドバイスは?
精神的なものとしては、就職は縁とタイミングであるということ、テクニカルなものとしては、面接時は最低限の準備はしていくべきということです。
私自身求職中、なかなか応募できるポジション自体が見つからず焦っていましたが、決まる時はとんとん拍子で話が進みました。ご縁があったのだと思います。ただ、その縁を自分のものにするには、最低限の準備は必要です。自分の応募する会社の企業情報程度はチェックしていきましょう。(何を柱としていて、何で最も儲けているのか。想像できない場合は逆に面接時に質問して良いと思います)
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担当者コメント:
タナカさんは当初は長期派遣という形で入社されたのですが、面接での印象、そして仕事のパフォーマンスを認められて、あっという間に正社員となられました。就職はご縁とタイミングとよく言いますが、それを作るのは自分自身だとも思います。タナカさんは面接の前に企業研究等の事前の準備をしっかりとされていて、採用企業の方からは、うちの会社で働きたいという思いが伝わってきた、その姿勢が素晴らしいとお褒めのお言葉を頂きました。企業研究は面接の基本。そういった基本と、そして何より会社への熱意を忘れずに、就職活動をされている皆様には頑張って頂きたいと思います。
コンサルタント
奥村真知子