1)現在のお仕事の内容をお聞かせください。
日系銀行で日本にいらっしゃる機関投資家・企業年金の口座管理業務をしております。主に口座の開設・閉鎖や、利子・配当金の支払い手続きなど、バックオフィスと呼ばれる業務です。
2)バックグランドを教えてください。
日本では、広告代理店で秘書兼総務として働き、アメリカに来てから大学に戻るまで、日系や米系の企業で、アドミの仕事を数年しておりました。金融という業界に興味を持ったので、せっかくアメリカにいて勉強をしたいと思った時が学校に行くときだと思い、思い切って勉強のやり直しをしようと、CUNYのBaruch Collegeでファイナンスでバチェラーを取得し、是非金融業界で経験を積みたいと卒業後、派遣の仕事をしながら就職活動を続けました。
3)現在のお仕事を選ばれた理由は?
アメリカの大学でファイナンス専攻しましたので、学んだことを少しでも役立てることが出来き、引き続き学ぶことが出来ると思い、このポジションを選びました。
4)就職活動をされていらっしゃる皆さんへのアドバイスをお願いします。
ここ数年、就職活動者にとって厳しい状況ですが、希望するポジションとの出会いはタイミングです。面接がいつ入ってもいいように自分を最大にアピールできる準備をしておくことが大事だと思います。
また、ぜひアクタスのスタッフの方と良くコミュニケーションを取ってください。企業がどんな人材を希望しているのか、社風等々、企業のインフォメーションをくださったり、また面接後のフォローアップを十分して下さり、 私も就職活動の際はスタッフの方に大変お世話になりました。 皆さん、頑張ってください。
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Tさんは金融業界で経験を積むためにはファイナンスの知識を身につけて学歴を備えることが一番だと考えられ、しっかりとした職歴をお持ちではありましたが、一旦学業に専念、ファイナンスのバチェラーを取得されたことが、今のお仕事につながることになったのだと思います。また、しっかりとした職歴をお持ちではありましたが、ファイナンスの業界ではエントリーレベルだと認識されて面接を受けられたことも、先方に好印象を与える大きな要因だったと思います。長く不況が続いてなかなか希望の仕事にめぐり合えない方も多いと思いますが、探し続けていらっしゃれば必ずチャンスはめぐってきます。大切なのは、そのチャンスがめぐってきた時にそのチャンスを手にいれることができるだけの資格を備えていらっしゃるかどうか、です。目標が設定できた後は、その目標に到達するために必要だと思われることをリストアップし、現在の自分に欠けているものは何かを認識し、その欠けている要素を備えるためにはどうしたらよいのか、どのくらい時間がかかるのか、といったことを具体的に考え行動に起こすことが大切なのではないでしょうか。準備ができてさえいればチャンスがめぐってきた時にそのチャンスを逃さずに済むと思います。目標に向かって頑張ってください。
シニアリクルーター
大矢まどか