○現在のお仕事の内容をお聞かせください。
空輸の輸出を主に担当しています。顧客企業より依頼がありましたら、貨物のブッキング、輸出関連ドキュメントの作成、日本への連絡などの一連の仕事をしています。アメリカから日本、フィリピン及び中国に物を動かす仕事です。主に関連会社のコンピューター関連製品(チップなど)を取り扱っています。
○バックグラウンドを教えてください。
日本で高校及び短期大学に在学中、米国に交換留学をしたことがきっかけで、更に英語に磨きをかけたいと4年制大学への留学を決意しました。短大を卒業後、留学資金作成の為日本で1年間仕事をした後に、ペンシルベニア州の大学に編入しました。卒業後は奨学金がもらえることとなった為、アーカンソー州立大学の修士学プログラムに入りました。当初はMBAを専攻しましたが、Wall Martの設立者が作った大学だったため、せっかくであればロジスティクスを勉強したいと専攻を変えました。それがきっかけで、ロジスティクスの分野に興味を持つようになりました。
○就職活動はどのようにされましたか
日系の情報誌を元に、あらゆる人材派遣会社に連絡を取り、また仕事探しのウェブサイトを使って仕事探しをしました。結果的には27社からのコンタクトがあったのですが、アクタスの対応が早く、すぐに面接を設定してくださいました。
○今後の目標を教えてください。
マスターで、ロジスティックを如何にビジネスの最大目標であるprofit maximizationにつなげるかというのを、マネージャー・管理職の視点から学びました。私自身、ロジスティックスの勉強をして、ロジスティックスという分野はまだまだコスト削減ができる分野だと信じています。どの会社もマーケティングやアカウンティングには勿論力をいれているので、それらの分野での大規模なコスト削減は難しいですが、やっと日の目を見始めたロジスティックスは、これからだとも思っています。ですので、将来はただの物流というロジスティックス観念を取り除いて、付加価値創造であったり、企業のトップ戦略になりうるロジスティックスの創造、普及、などが出来る様な人材になりたいです。また、日々の努力を怠らず、毎日毎日、何かを吸収し、少しでも早く目標に近づける様になりたいです。
○これから就職活動をする人へのアドバイスは
とにかく自分自身を制限しないことが大切だと思います。私自身、地理や仕事内容にこだわりすぎて、せっかくの機会をつぶしていたように思います。少ししかかじっていない部分でも面白みがある事もありますし、逆に興味があると思っていたことが違うこともあると思います。色々なことを見てみることが大切です。当初修士学で勉強した在庫や倉庫管理の仕事に就く事を希望していましたが、今考えてみると、その分野では米国内の仕事のみ、結局バイリンガルのスキルが活かしにくい仕事でしたので、今では輸出入に携わる仕事を選んで正解だったと思っています。職場の環境も非常に良く、学ぶことも多いため、今ではこの仕事を選んで本当に良かったと実感しています。あきらめずに幅広く就職活動をすることが、成功のコツではないでしょうか。