質問 その1)現在のお仕事内容をお聞かせください。
主に3つの業務があります
1. 求職中の登録者の方とのコンタクト:電話やe-mailで連絡をして、弊社に面談に来て頂きます。
2. キャリアコンサルタントのアシスタント業務:実際に登録者の皆様と面談をし、就職・転職のご希望を伺うと同時にアドバイスを差しあげます
3. 営業でいろんな企業を訪問します。新社会人の私にとってはとても勉強になります。
質問 その2)バックグラウンドを教えていただけますか?
日本の高校を卒業後、ペンジルベニアの大学に入学して心理学を学びました。大学だけではなかなか自分の専門分野を開拓できなかったため、NYの大学院にてカウンセリングを学びました。アルバイト・インターン以外の職歴は全くありません。大学在学中は夏休みに日本に長期で帰る度にアルバイトとして展示会での通訳などをしていました。大学院の2年目からはインターンを始め、クイーンズの高校でカウンセラーをしていました。
私はアメリカでの就職を希望していたものの、のんきな性格なので卒業後のビザに関しては、大学院2年目の後期までまったく無頓着でした。卒業2-3ヶ月前から米系・日系両方のNPO、教育機関を中心に就職活動を始めましたが、米系の(特にお金の余っていない)ニューヨークのNPO・教育機関は私のビザステータスを聞くや否や門前払い、という状態が続きました。ビザのことがネックになるのが分かってからは、日系の人材紹介・派遣会社に登録し、幅広く仕事を探しました。
質問 その3)現在の勤務先を選んだ理由は?
実は私が最初に登録した人材紹介・派遣会社がアクタスで、登録の面談に行ったのがきっかけでお声をかけてもらいました。
この会社を選んだ理由は、まず自分の学んだ心理学・カウンセリングが生かせると思ったことが第一です。もともと人と接することが好きなので、色んな方に出会ってお話をできるこの仕事は私にとってとても理想的です。次の理由としては、職場雰囲気・現在の上司の方々の人柄が素敵で、自分に合うなと思ったことです。
質問 その4)就職活動をされている皆さんへのアドバイスは?
アメリカでの就職はビザのことも含め、なかなか一筋縄ではいきません。
特にその人の既に持っている能力や知識を評価するアメリカの採用制度は、経験のない新卒者にとってシビアです。
今面談をする立場になって思うことは、まずコミュニケーション能力がどれだけその人の印象を変えるかということです。普段から自分の意志を明確に伝えること、プレゼン力をつけることを意識するのはいいかもしれません。また、就職活動中は自分が仕事を見つけることで精一杯かもしれませんが、相手が何を欲しているか、どうしたら自分に興味を持ってもらえるか、と企業の採用の立場になって考えてみることが大切だと思います。これからキャリアフォーラムに向けて準備に入る方も多いかと思いますが、経済・時事問題にアンテナを張っていることは重要です!新聞は面接での強みになるだけでなく、その後社会人になるにあたって欠かせない知識蓄積のためのツールです。
あと最後に、人との出会いは財産なので、いろんな人に会って話を聞くこと!そこからまたなにか道が開けるかもしれません。