2019-05-21
人材紹介、人材派遣、人事アウトソーシングサービスのアクタスコンサルティングが5月16日に人事マネージメント基礎コースの第四回目“FLSA Exempt、Non-Exemptステータスの基礎知識”をトピックに勉強会をおこないました。
講師はアクタス人事アウトソーシング担当の大矢まどかが務め、米国において従業員のWage and Hoursを規制する重要な法律であるFLSA(公正労働基準法)を解説しました。
Exempt 、Non-Exemptのクラス分け、Non-Exempt従業員のオーバータイムや出張の際の給与計算、休憩・食事の時間のきまり、悪天候で通勤が困難な際のペイなど、実は法律で細かく決まっています。当日参加者の方からは「分かっていたようで分かっていなかった部分があり、大変勉強になったいい機会でした。」と、好評をいただきました。
※※さて、ここでクイズです。※※
時給$15のNon-Exempt従業員が週末シフトを就労する場合に週末シフトインセンティブとして1日プラス$2の時給が支給される場合。この従業員がある週、月曜日~土曜日の6日間、毎日8時間ずつ就労した際のグロス支給額はいくらでしょうか?
Options: 1.$796.00 2.$797.68 3. $736.00 4. $804.00
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答えは2. $797.68です。正解でしたでしょうか?
計算方法は
1. 同週の合計の就労時間➡ 48時間8時間のオーバータイム
2. Regular rateを計算する。
➡ ($15 X 40時間+$17 X 8時間)÷ 48時間=$15.34/時間
3. Overtime rateを計算する。$15.34 X 1.5 = $23.01/時間
4. 給与計算
Straight time $15.34 X 40 時間= $613.60
Overtime $23.01 X 8 時間= $184.08
5. 合計グロス賃金$613.60 + $184.08 = $797.68 Option2が正解