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2006-06-27
涙の就職活動2
前回の続き

年が明けてすぐ、私は資料請求のハガキを書く事からはじめた。当時(10年前)とりあえず、企業にコンタクトをとる一番有効な方法はこうして、1枚1枚ハガキを書く事だった。初めて書くビジネス文章、お決まりの「拝啓、貴社ますますご繁栄の事と真にお慶び申し上げます。」という、形式だけで何の心もこもっていない手紙を何十枚も書いて書いて書きまくった。修正液を使うのは厳禁(誰が決めたのか)とされていたので、何枚ものハガキが反故にされた。結局40枚を書き上げるのに丸3日間かかった。間違いはないか、誤字脱字はないか、まるでラブレターを送る乙女のようにポストの前で何度も読み直し、えいっ!とポストに投函した。出してしまったらあとは野となれ山となれ。。。
反応はすこぶる悪かった。40枚中返事がきたのは数枚、どれも、「来年度の採用はありません。」とか「現段階では採用の有無はわかりません」というものばかりだった。無理もない。これは後で知る事になるのだが、CM製作会社のほとんどが小~中規模で人事部なんてものは存在しない。だいたい事務の人が忙しい中でその辺を一手に引き受けているので、次の年の4月に入社するような新入社員なんて、間近になるまで考えていられないのだ。私の行動は明らかに早すぎた。しかし、そんな事は全く知らなかった私は「きっと、これは企業側の言い訳で、優秀な学生にはこっそりコンタクトを取っているんだ」と想像を膨らませ勝手にあせっていた。
話は違うがその頃私が一番不安に思っていたのは筆記試験だった。付属高校から受験なしで大学に進学し、4年間ろくに勉強もせず、世の中の事にも注意を払わずにぼーっと過ごしていたので、私の脳みそは全く停止していた。時事問題集とか、SPIと呼ばれる能力テストの問題集を買ってきて、パラパラとめくっただけで頭がクラクラしてきた。「こんな事覚えなきゃいけないの!!」出るのは冷や汗ばかり。でも、どんな会社でも筆記試験をパスしなければ、内定はもらえない。パスしなきゃ就職浪人!それとも肉体労働をして生活費を稼ぐ?そんなのはイヤだ、CM製作会社で仕事がしたい!でも勉強はしたくない。。。。選択の余地はなかった。とにかくその日から受験生のように筆記試験に向けて勉強を始めた。
時は流れその年の春、テレビ局での採用が始まった。今思うと企業の方には大変迷惑な話だが、マスコミ業界での面接の練習と称して全キー局のアナウンサー、一般職の募集すべてに履歴書を送った。書類で落とされると思いきや、大枚はたいて撮影した履歴書の写真(その人に撮影してもらうと必ず書類選考で通ると言われていたプロにお願いして7万円!!)が良かったのかそれともただのまぐれか、ほとんどのテレビ局から1次面接の通知が来た。まるで一昔前の事務員のようなリクルートスーツに身を包み、ガチガチに緊張しながら、とあるキー局のアナウンサー面接に向かった。それが就職活動を開始して初めての面接だった。目の前に座るのはテレビで活躍されている有名なアナウンサー2名。果たして面接の結果はいかに。      

またまた次回に続く
2006-06-19
涙の就職活動
はじめまして。コンサルタントのアイです。

今回は新卒者の方々へ、私の就職活動体験について書かせていただきます。ただしこれは、就職活動の参考になるものではなく、こんな奴も普通に就職できたんだ、という安心材料にしていただければという気持ちで書きました。気楽に読んでください。

大学3年の秋、学生達はにわかに落ち着きを失う。それまで遊びほうけていた日本の大学生にとって最大の試練、就職活動が始まるからだ。ところが、私の通っていた3流私立大学ではそんな雰囲気すらない。心配性の私は一人で、「えー、そろそろ就職活動ってのを始めなきゃいけないんじゃないのかな、でも、何をどうすればいいのかな。」などと言って焦っていた。同じ大学の友人に聞いても「えーまだ早いんじゃないのぉ?」などどのんきな答えしか返ってこない。ここではダメだと判断した私は、他の有名大学に通う友だちに情報収集をして回る事にした。やはり、有名大学の優秀な学生には既に「青田買い」と呼ばれる企業からのスカウトが始まっていた。
当時の私はマスコミ志望。しかも、「CMを作る仕事をしたい!!それ以外はイヤなのよ。」と、かなり目標を絞り込んで(他に考えつかなかったとも言う)いた。まずは企業研究から開始。当時インターネットなんて便利な物は世の中に普及していなかったから(といってもほんの10年前)ありとあらゆる知り合いのつてを使って、その業界で働く人に会い、話を聞いた。それによると、CMができるまでに関わる会社は大きく2つ。1つは広告代理店と、もう一つはCM制作会社。簡単に言うと、企業が広告代理店に商品の宣伝を依頼して、そこで宣伝媒体を考え(TVCMや、雑誌広告、キャンペーン等)CMを作るに至った場合、CM制作会社に依頼をする。つまり広告代理店は大きく広告全般を扱い、CM制作会社は実際のCMの制作(撮影や編集)をするところだと言うのが取りあえずわかった。ここで私はない知恵絞って考えた。「広告代理店といえばピンからキリまであるけれども、CMに関わるためにはピンであるあのD通やH堂に入社しないとダメだよな。うーん」私の学歴じゃそんな会社に入る事はどう逆立ちしても無理な事ぐらい、いくら身の程知らずの私でもわかっていた。それならば、CM制作会社を狙ってみよう。業界専門誌を買って来て調べてみると、当時メジャーな制作会社は東京に約30程。いくら就職氷河期とはいえ(1990年代半ばからしばらくこう呼ばれる時代があったのです)30社もあればなんとかどこかに引っ掛かるだろう。そんな打算的な希望を胸に、穏やかな秋の日、のんきな同級生の中で一人メラメラと熱く燃えていたのであった。   続く
2006-06-12
なってみなくちゃ分からない
こんにちは、始めまして。コーディネーターの緒方と申します。
私はNYの地下鉄に貼ってある広告が好きですが、最近見る広告で“How Bad Do You Want To Be Good” というのが有ります。この広告を出しているのは大学か専門学校か何かでした。昔の私のような外国人学生がたくさんいるような学校なのでしょうか。その広告を見るたびに何となく英語を学び始めたばかりの外国人学生を想像してしまいます。
Bad、そしてPrettyもそうですが、それぞれの基本的な意味とは別に、どれくらいの度合いかを示す時によく使われる言葉です。私がアメリカに来たばかりのときはそれが分からず、Pretty は可愛い、そしてBadは悪い、くらいしか語彙力がありませんでしたので、Pretty Badなどと言われると可愛いのか可愛くないのかどっちなんだ!くらいに思っていました。そしてアメリカ人の英語の先生から”日本人学生は恥ずかしがってあまり英語を人前で話そうとしない。使ってこそ上達するのに、Too Badだ“と言われたときなどは、それを(残念だという言い回しと知らずに)直訳して”とても悪い“と言われたのだと思い込んでしまい、悩んだものです。この程度の英語力しかありませんでしたが留学を決意し、何とか卒業でき、さらに心理学の学士号で卒業したにもかかわらず、卒業後は2年半通訳として働きました。面白いものです。
今年10月発行のH-1bがもうなくなってしまい、こちらで就職活動をしたいのに途方にくれている方もいらっしゃると思いますが、人生何が起こるかわかりません。期待を持たせる訳ではありませんが、卒業直後の私の状況を言いますと、OPTさえ取れませんでした。(卒業後に法律が変わり、卒業前でないとOPTの申し込みが出来なくなった為です)この先ビザをサポートしてくれる会社が現れないとも限りません。日本に帰ることになり、就職した会社でいいポジションを取ることが出来、こちらで就職していたよりも幸せかも知れません。日本に帰国して何年後かに駐在でこちらに来ることになるかも知れません。何がどうころんでどうなるかは、なってみないと分からないのです。
広告の話に戻りますが、最近NYの地下鉄で見かけるHNBCの、同じものを見ても人の感じ方はさまざまだということを伝えている広告はすごいなと思います。作った人を尊敬してしまいますが、本当に人の考え方は十人十色です。そしてその考えたが行動を左右し、その行動によってこれからその人それぞれの進む道が変わっていくと思います。今まで就職活動をされてきてまだ決まっていない方も、そろそろ始めようと思っている方も、頑張ってください。まだ行き先が決まってい無いということは、考えようによっては、どこにでもいける、そしてなんにでもなれる訳ですからね。
2006-06-05
初めての留学!
はじめまして。営業を担当しています兼久です。今回は私が初めてアメリカ留学をした時のことお話したいと思います。

私は以前、アメリカの片田舎で語学学校、そして大学へ通っていました。最初アメリカへ来る時に周りから「英語の勉強した?」と聞かれ、私は「大丈夫、ホームレスだって英語話しているんだから、アメリカに行けば話せるようになるって!」と楽観的な考えで答え、期待と不安を抱えながらアメリカに来ました。空港に到着すると学校でボランティアをしている韓国人に迎えられ、当然英語で色々聞かれましたが、何を言われているのか全く分からない・・・そんな状態でした。その後、勉強嫌いの私は少しだけ机に向って勉強し(笑)、多くの時間を人との交流で英語を学びました。分からない単語があれば口頭で説明してもらい、メモして、出来るだけその場で覚え、すぐその単語を活用する。なので、英語で話す友達とは、ほぼ会話にならなかったですけどね(笑)。 そんな毎日の繰り返しでしたけど、楽しく勉強できました。英語を勉強するには色々な方法があるとは思うのですが、取っ掛かりとして一番楽しく学べる方法がベストだと思います。それが私にとっては人との会話からだったのです。

私のアメリカ留学での体験は今でも生きていて、よい体験をしたなぁーと思っています。これからアメリカに留学される方、もしくは、されている方は是非色々な体験に貪欲に挑戦して下さい。それが将来、みなさんの大切な宝物になります。そんな方々をActusはアドバイス、そしてサポートしておりますので、何かご質問等ございましたら、いつでご連絡下さい!

次回は旅行のお話しをしたいと思います。