アクタスでは今年になり新しいサービスを開始いたしました。
管理職ポジションを対象に行う人材サーチサービスで、
Executive Placement Serviceというサービスです。
アクタスがこれまで行ってきた人材サーチのサービスと何が違うのか、
管理職でも役職無しのポジションでも人材サーチというプロセスに違いはないのではないか、
というご見解もあるかとは思いますが、
実は似て非なるもの、だと私は感じています。
そこがこのサービスを始めようと考えた出発地点でした。
私がこの人材サーチの仕事を始めてから12年。
この数年は管理職の案件をお預かりすることが増えました。
管理職案件を担当することの醍醐味は、
豊富なご経験と素晴らしい実績を持った求職者の方々とめぐり合えることです。
問題は従来の人材サーチのフォーマットでは
採用企業とこういった候補者の方々のご縁を取り持つのが難しい、ということでした。
企業にとって人材は人財。
管理職、非管理職に関わらずどの社員も大切な存在です。
ですが、管理職の採用は企業の将来を左右するものですし、
候補者にとっても新しい環境に飛び込んで
すぐに結果を期待されるという厳しい条件が待っているわけですから、
「試しに雇ってみるか」
「ちょっとやってみようか」
というわけにはいかず、
両者にとってそう簡単に決められることではないのは当然のこと。
両者による真剣なコミットメントが必要不可欠なのです。
両者による両者に対しての最大の敬意が必要不可欠なのです。
何社も面接を受けて可能性の風呂敷を広げる候補者では採用企業は不安です。
何社もサーチ会社を使って数多くの候補者をカタログショッピングする採用企業では
候補者が真剣になれません。
採用企業に対し、そして候補者に対し、じっくりと向き合うことができるサーチ会社でなければ
採用企業も候補者も満足に事を進めることができません。
サーチ会社と一緒に人材サーチ戦略を企画し取り組んでいただける採用企業でなければ
サーチ会社はお役にたてません。
サーチ会社と真剣に向っていただける候補者の方でなければ
サーチ会社はお役にたてません。
コミットメント、です。
日本の企業の事業の海外展開や海外企業のM&Aの高まりと共に、
あらゆる産業、あらゆる規模の企業で
「グローバル人材」と呼ばれる人材のニーズが高まっている現在。
グローバル人材の確保に多くの企業が苦戦しているそうです。
今年3月に発表された経団連の調査によりますと、
グローバル化で企業が直面している課題は
「本社でのグローバル人材育成が海外事業展開のスピードに追いついていない」
「経営幹部層におけるグローバルに活躍できる人材不足」
「海外拠点の幹部層の確保・定着」
などで、そのほとんどが人材の採用や育成に関する悩みを占める結果となりました。
人材採用が企業の業績に直結する。
日本ではそれを意識する企業では
社長自らが人材紹介会社にあって直接採用にかかわることも珍しくない時代となり、
これも企業としてのコミットメント宣言でしょう。
選択肢がたくさんあって多様化の時代だからこそ、
コミットメントこそが大切な姿勢ではないかと私は思います。
ちなみに、同じ経団連の調査によりますと
グローバル事業で活躍する人材像、グローバル人材の資質や能力の回答として最も多かったのは
「海外との社会・文化、価値観の差に興味・関心を持ち、柔軟に対応する姿勢」
次いでは
「既成観念にとらわれず、チャレンジ精神を持ち続ける」
とのこと。
ニューヨークの大手弁護士事務所のパートナーを務め、
多くの日系企業のM&A案件を扱ってこられた弁護士の方と先日お話しをいたしましたが、
日系企業が買収した企業における人材の定着を図り
エンゲージメントを高めることに成功している場合の多くは
アメリカで駐在のご経験があり、
日本人、アメリカ人の社員を統括するしっかりとしたスキルを持ち、
その業界に深い見識がある経営幹部を配置しているとのことでした。
私共の新サービス、Executive Placement Serviceは
私、大矢が中心になって行っているサービスですので、ご興味をお持ちの方は
ご遠慮なく、私までご連絡ください。moya@actus-usa.com が私のメールアドレスです。
ご連絡をお待ちしております!
リンク先: http://www.actus-usa.com/executive/
((アクタスコンサルティング ニューヨークオフィス 大矢まどか))