最近観た映画の中で1番印象に残っている“Upstream Color”を紹介します。
この映画、Shane Carruthというディレクターが製作した映画なのですが、
なんと彼、映画を製作する際、音楽の作曲、脚本、監督、主演のすべて彼自身でやっています!
製作の過程は すべてハリウッドシステム外で、完全にIndipendentでやっているそうです。
彼はUpstream Colorの前に、Primerという映画を9年前に公開していますが、
彼の手がける 映画のストーリーはとても複雑で,Carruth氏自身も
ストーリーのはっきりした解説を公開していないので、
ネット上ではさまざまな見解が飛び交っており、彼の映画はカルト的な人気を誇っているそうです。
あるサイトに紹介されていたあらすじでは…
冒頭に出てくるのは、特定の蘭に巣食う小さなイモムシ。このイモムシは人間の体内に入るとその人の精神を操る能力を持っている。そしてその力を悪用した「泥棒」によって、クリスという女性が精神を乱され、貯金をすべて「泥棒」に奪われてしまう。そしてクリスは正気に返ったあとに体内のイモムシを取り出そうとするが失敗する。そんな彼女の前に現われたのが、自然のさまざまな音を録音し、養豚場を経営する「サンプラー」という男性だった。彼によってクリスのイモムシは取り除かれ、とある豚にそれが移植される。そして日常生活に戻ったクリスは、ジェフという男性と出会う。ジェフもまた、イモムシに寄生された経験を持っていた。そしてクリスとジェフの間ではやがて精神がつながり、お互いの記憶が共有されていく…
という感じのストーリーなのですが、一度観ただけでは決してストーリーの掴めない、
でもなんとなーく何が起こっているか理解し、もう一回観たいと思わせるような映画です!
映像技術もかなり質が良く、サウンドトラックもすごく綺麗に仕上がっています。
ストーリーの終わりを予知させない、何度観てもその都度発見がある、
とてもおもしろい映画なので、皆さんも是非一度観てみてください!
謎解き好きの人には特におすすめです。
映画の予告はこちらから↓
http://www.youtube.com/watch?v=5U9KmAlrEXU
新井