先週の金曜日、ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が
癌のため87歳で亡くなったというニュースがありました。
今回のブログ記事では、彼女へのオマージュとして、
彼女の人生を題材にした映画を紹介したいと思います!
本日ご紹介したい映画は
「ビリーブ 未来への大逆転 (On the Basis Of Sex)」
ミミ・レーダー監督の作品で、
物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生を描いた“Theory of Everything” 主演のフェリシティ・ジョーンズ 、
“Call Me by Your Name” 主演のアーミー・ハマー、
などが出演されている。
この物語は、若手弁護士ルース・ベイダー・ギンズバーグと夫のマーティがチームを組み、
米国連邦控訴裁判所に画期的な事件を持ち込むために、
100年以上に及ぶ男女差別を覆した実話を描いている。
ギンスバーグ判事は学生時代、
ハーバード大学に招かれて法を学ぶ数少ない女性の一人でした。
ハーバード大学では性別による差別を受け、
夫のマーティーがニューヨークに移住するとのことで、
最終的にコロンビア大学の法科大学院に編入されたそうです。
その後、ギンズバーグ判事はコロンビア大学のクラスのトップで卒業。
1970年代になると、ギンズバーグは女性として初めて複数の主要な法律書評に掲載されるようになり、
女性の権利を守る為、世界で初めて法律ジャーナルを共同で立ち上げ、
アメリカ自由人権連合 (American Civil Liberties Union) の
女性の権利プロジェクト (Women's Rights Project) を立ち上げた。
この映画は、彼女と夫マーティーとの関係や
ギンスバーグ判事が持ち込んでいる訴訟を通して、
女性と男性が一緒に働くことがどれだけ大切なのかを描いていると思う。
皆で立ち上がり、平等に支え合うことが未来に進んで行く為に大切だと実感できる物語だと思います。
まだ見ていない人のためにエンディングのネタバレはしたくないのですが、
Closing Argumentの最後のスピーチもとてもパワフルで勇気づけられて、
フェリシティ・ジョーンズも素敵な演技だったと思います。
映画の最後は、若き日のルース・ベイダー・ギンズバーグが
Supreme Court の階段を歩いているシーンの後、
カメラが動き、主演のフェリシティ・ジョーンズから本人に変わり、映し出される映像は
個人的に私の大好きなシーンです。
「ビリーブ 未来への大逆転 (On the Basis Of Sex)」
是非見ていただきたい作品の一つです!
高橋