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2011-11-29
29日、今日の書
本日は29日。
仕事をしながらすぐ目が届く壁に貼ってある相田みつをさんの何年も使える日めくりカレンダー、トイレ用日めくり、の、本日29日の言葉。 

   ふるいものを
   出さなければ 
   あたらしい
   ものは入ら
   ない みつを

このカレンダーは、ずっと以前にも書いたことがある、日本で働いていた時にとってもお世話になった昔の上司でとっても影響を受けた宮田さんが、私がニューヨークにやってきてすぐに送ってくれたものです。会社宛てに送られてきたこのカレンダーを受け取った頃の私はちょうど精神的にちょっと参り気味だったので、宮田さんから届いた大きな封筒を見ただけで涙腺がゆるみ、封筒を開けてこのカレンダーを見て、涙がぼろっとこぼれ落ち、同封してあった手紙を読んで涙が止まらなくなりトイレにかけこんだことをとてもよく覚えています。

あれからもう何年もニューヨークで生活をしてきましたが、このカレンダーはいつも私に、がんばれよ!って言ってくれる大切な大切な存在です。

カレンダーに同封してあった宮田さんの手紙。カレンダーの最後の厚紙に貼り付けてあります。本当に気持ちに元気がなくなると、この手紙、読みたくなるのです。とてもシンプルな普通の手紙なんですけれど、宮田さんの声が聞こえてくるようで、すっかりニューヨークで図々しく生きていけるようになった今の私は涙腺のかわりに口元が自然にゆるむようになりました。こんな手紙です。

元気でやってますか?
今年の北海道も例年になく暖かな春の
日が続き 神宮の桜も 滝上の芝ざくらも
10日も早く咲いてしまいました。
でも相変わらず日本の...特に北海道の
景気は冷え切っており、旅行屋も本当に
大変な年になりそうです。
N.Yはいかがでしょうか?ドルもずい分と
高くなっちまって..。
《途中省略》全部英語の毎日
じゃないかと思いますが、いい日本語も
忘れないでネ。
トイレじゃなく バスルーム、 WC、レストルーム
色々ある訳ですが きっとアメリカサイズの個室に
かけて下さい。
声出して読んでみるとホーと想うことあります。
それから今年末ユーラシア大陸の西の果ての
ポルトガルに行く予定です。大西洋またげあ
New Yorkですネ。
では...又、             宮田勉

Eメールがまだなかった時代です。
Eメールではなく、手書きの手紙だからこその味わいや語感、感触、そしてなにより宮田さんの字が私に元気で頑張れよ、ってエールを送ってくれるんです。
いやぁ、いい時代でした。。。
何度も読み返したい手紙って持ってますか?

でも、今日のこの相田みつをさんの書のとおり、昔はよかった、なんてことばっかり思っていては未来がないもの、と最近は私は新しいこと、っていうことに意欲的です。

というわけで最近私がトライした新しいことをひとつご披露。
最近、髪を切りました。
新しい美容院で新しい美容師さんです。
うちの近くに最近できた日本人の方がオープンされたお店です。
初めてのお店で初めての美容師さんだったせいでしょうか、
どのくらい切りますか?と聞かれ、なんと威勢良く、10cmくらい、なんて言ってしまった!
美容師さんに10cm、って言えば10cmですまないのは常識ですね。
でも、これが新しい感じに仕上がってくれて非常に満足。
知り合いに紹介されたのでもなく、飛び込みで髪を切ってもらうなんて長い人生の中で初めてでしたが、新しい冒険もよいものだ、と悦に入って美容院を後にした私でした。

でも、その翌月曜日、会社で私が髪を切ったことに気がついてくれたのは武田さんだけでした。。。(ありがとう、武田さん!)どうやら私にしかわからなかった微妙な変化だったらしいです。ま、42.195KMのマラソンの距離も最初の1歩の踏み出しがあってゴールが目指せるものですし。

ニューヨークのUpper East Sideにお住まいの皆様、トクヤマサロン、是非試してみてください!

((大矢))




2011-11-21
Teacher's Dream
最近、息子が通う日本語補習校、現地小学校の授業参観が立て続けにありました。

まずは、土曜日に日本語補習校。
その日の授業は、国語で物の名前という課題。
りんご、イチゴ、メロン、みかん、くだもの。この中で何か違うものはどれか?

はい。正解は、くだもの ですね。
一つ、一つの名前ではなくいわゆるカテゴリーの名前です。

そこで、先生が、「くだもののように、たくさんの名前のものを何か挙げてください。」と。
子供達が一斉に手を挙げだしました。

乗り物!(車、自転車、電車) うん確かに。 
野菜!!(にんじん、キャベツ、トマト) それも正解。 
文房具! (えんぴつ、けしごむ、筆箱) おっ、すごい。

そしてついに、うちの子が.....。


「アメリカ~!」 なんじゃそりゃ~~~~!
すかさず、「ペンシルベニア、サウスダコタ、カリフォルニア」等々、州の名前を一人で挙げまくっている......。
先生も若干困惑気味.....。
一概に間違いではないけど、他にもあるだろ~~と叫びたくなる父親は、少々複雑な気分でした。


そして、2日後に現地校の授業参観...。
ここでは、そつなくこなしている姿に少々安堵感。

でも教室の雰囲気が少々違う....。
ありゃ、誰も手を挙げていない.......。でも、先生に指されて答えている。

そうです。なんとこの学校では、手を挙げず、左手の親指を立てるだけなんです。
色々な理由からそうしているらしいのですが、主な理由は、手を挙げるとやかましいという事と、いつも手を挙げられない子に劣等感を植え付けないという配慮もあるそうです。

世の中変われば、変わるもんです。そういう意味では、金八先生のグー・チョキ・パーの手の挙げ方は画期的だったよな~ なんてくだらん事を思う。

そして、授業参観の後、先生と親の個人面談。(これは、時間の問題もあり家内に任せました。)

落ち着きがないとか、字が汚いとか、忘れ物が多いとか、多分相当言われるだろうなあ~と覚悟していたのですが、夜帰宅し家内に聞くと、先生から最初に出てきた言葉は、


「He is teacher’s dream. He is one of cool kids.」
だったそうです。


いや~~嬉しい!
その後、Reading, Mathはいいが、Writingが弱いとか、色々と言われたようですが、そんな事はどうでもいい、最初の言葉でもう十分です。

もともと遺伝子的にオール5(アメリカは4か)なんて期待していない。
勉強はそこそこでも、クラスで存在感を示している事の方が大切なのだ。
常識にとらわれず、「アメリカ~」と言ってしまうこともある意味いい事なのかな?
家でのだらしなさは少々大目に見てあげないといけないかな?


という事で、引き続き楽しい学校生活を送れるよう心から応援したくなる夜でした。



鈴木
2011-11-15
変身願望
変身願望は誰にでもあるのではないでしょうか。
子供のころにTVで見たウルトラマンや仮面ライダー、ひみつのアッコちゃんや、
キューティーハニー(年がわかりますが)、子供心に“変身”によって
違う自分になるヒーローやヒロインに憧れたものです。
親にねだって買ってもらった変身ベルトなるものをつけて
仮面ライダーになりきっていた友人は、自慢げにポーズを決めていたことを
思い出します。
今でも変わらず、“変身もの”が存在するところを見ると“変身”は、
永遠のテーマです。

最近はまって見ているTV番組があります。
いわゆるmake overで女性が今までの外見とまったく変わって
美しくなるというものです。
変身に要する期間は1週間。
Make overのためにチームがあり、ファッション、ヘア、そしてメイクの
スタイリスト、皮膚科、歯科、眼科などの先生も加わっています。
確かに、流行のヘアスタイルや洋服やメイクに変え、ベニヤを貼って
白くきれいな歯並びで、レーシックでめがねの必要もなくしたら、
美しく変わらないはずはありません。

この番組のよいところは、女性の内面からの強さや自信を引き出す
手助けもしているところです。
自己嫌悪を抱え、人生の中であがいている彼女たちにも、
“これは好き”、もしくは“一言あり”というものがあり、プロの助けで
本人の自信につながるように手助けをします。

ある女性は、夫婦関係の問題からすっかり自分自身に自信をなくし、
サングラスなしでは人前に出られなくなってしまいました。
そんな彼女は家事をしながら歌を歌うことが何よりの楽しみでした。
“変身”してX Factorに出たいというわけではなく、ただ歌うことが
好きな彼女にボイストレーナーが指導をします。
逆に、今までの哀しみを歌に入れ込んで昇華させ、さらに人前で歌う
機会を持たせて達成感を味わうことにより彼女は自信をとりもどし、
今まで手放せなかったサングラスを捨てるのです。
外見だけでなく、内面も変わった彼女は見違えるように”変身“しました。

プチ整形、ボトックスなど、より気軽に”変身“を支える技術は進んでいます。
自分の外見を変えることは意外と難しいことではないのかもしれません。
(当然、お金がかかりますが。)
ご紹介したTV番組が成立するのも、視聴者に私にもできるかも、
と思わせることで、確かに人はいつでも、いくつでも”変身“できるのだ
と思います。

人生を変える(“変身“する)には、仕事を変えるか、住むところを変えるのが
一番手っ取り早い方法と聞いたことがあります。

仕事で変身しよう!と考えている方、ぜひActusにご登録ください。
当社のリクルーターがパーソナルタッチでお手伝いいたします!
H.K
2011-11-07
公民権運動とOccupy Wall Street
先週日曜日の午前2時には、デイライト・セービングで時計が1時間戻り、
ニューヨークを始めとするアメリカ東部時間エリアと日本の時差は
14時間となっています。

そして1時間が得した日曜日の朝は、普通に起きても時間にも
余裕があったので、随分触っていなかった昔の本を引っ張り出し、
午前中はベッドの上でゴロゴロしながら、久しぶりに読書に耽っていました。

その本というのは、私が好きなフォトジャーナリストが1979年に発行したもの。
日本人女性で、日本でのアナウンサーの経験を経て、
フルブライトの交換留学生としてコロンビア大学大学院にて
ジャーナリズムを勉強されていた方です。

その間はハーレムに住みながら、1960年代の公民権運動で、
アフリカ系アメリカ人が、”ニグロ”から”ブラック”へと変化していく
怒涛の時代の変化を、ハーレムでの生活を通して描いています。

1960年代といえば、アメリカ合衆国の歴史の中でも大きな曲がり角の時代。
ジョン・F・ケネディーの暗殺から、マーティン・ルーサー・キング、
マルコルムX、そしてブラックパンサー党などの台頭があり、
アメリカの伝統的な価値観を、根底から揺さぶった頃ではないでしょうか。

私はハーレムに移り住んで2年半になりますが、
今のハーレムはすっかりお行儀良くなってしまっていて、
この本が描いているような、人々のムッとするような熱気や活力が
溢れている訳ではなく、こんな頃に住んでみたかったなぁと、
思わざるを得ないのでした。

一般的に黒人の教育水準は低く、貧困層が多いと言われていますが、
市民権法が制定されたのが1964年のこと。
50年も経っていないわけで、まだまだ歴史が浅いのだと思います。

大きなものを動かすのは、人々の根っこにある、ちょっとした意識の
違いからな訳で、今日で51目になるOccupy Wall Streetの活動が、
今後どんな風に育っていくのかが、楽しみです。

ある記事に掲載されていましたが、
本格的にリセッションに入る前の2007年の数字ですが、
全米ではトップ1%の人口が、全米の冨の23%を保持していたそうです。

そしてニューヨークでは、トップ1%が44%の冨を保持しており、
ボトム90%が冨の34%のみを保持しているという、
とんでもない数字が出ています。

ティーパーティー運動は保守派の草の根運動でしたが、
2010年11月の中間選挙で共和党大躍進の原動力となっており、
今では無視できない大きな団体です。

この不景気で、別にWall Streetにお金があるわけでは無いと
いう人もいう人もいますが、
それでもWall Streetは拝金主義的な資本主義の象徴な訳で、
世界を巻き込んだリセッションの大元。

Speak Upしなければ、何も始まらないですし、
このOccupy Wall Streetのムーブメントがどうなっていくのか。
私はこのムーブメントを、応援したいと思っています。

松浦