2008-09-15
気づいてみれば、今週末は友人のウエディング。
そこで先週末は慌ててウェディングギフトを買いに行ってきました。
向かった先はサンタモニカにあるお気に入りの和食器屋。
日本の有名な陶芸家の作品などを扱っているセンスの良いお店ですが、
久しぶりに行ったところ、外に大きく“Sale”と張り出されています。
なんと今年一杯で閉店しまうそうです。
この界隈は日本の代官山のような、小さくておしゃれな店が
あることで有名ですが、店員さんの話では最近閉店する店が多く、
借り手も見つからない状況と言われていました。
先週末のニューヨーク・タイムズのビジネス欄では、
スモールビジネスオーナーの話を上げ、石油の値上がりや、
物価と健康保険のコストの上昇により、2008年の四半期では、
およそ18,500のビジネスが倒産していると記載されていました。
かなりの数字ですよね。
そしてスモールビジネスオーナーが、求職マーケットに
多く出てきているという話が載っており、
これは弊社の登録者でも、同じようなケースが見られます。
更に8月の時点で米国の失業率が6.1%に達し、
過去5年で一番高い数字となっており、就職も決して楽ではない状況です。
そして日曜日の夕方には、証券会社大手のリーマン・ブラザーズが
破産法の申請を決め、米国最大手の証券会社であるメリル・リンチが
バンク・オブ・アメリカに買収される事が決まったと発表されました。
そして米保険最大手のA.I.G. の株が一時急落する動きもありました。
この広がる金融不安。米国経済はどうなるかと不安ですね。
上記のように、普段の生活をしていても、不況感が分かるように
なってきました。
一部では2009年末には経済が回復するのではないかと
言われていましたが、今年末から来年にかけては、
クレジットカードに頼ってきた個人が破産するケースがでてきて、
更に経済が悪化するのではないかとさえ言われています。
そこで、気になる大統領選。
一時期はオバマ優勢の感があった国内でしたが、
共和党の副大統領候補であるサラ・ペイリンの登場により
その差が近づいてきました。
ところがペイリンはティーエンジャーの娘の
妊娠・結婚についてや、友人を政府機関に採用し、
多額の給与を与えていたなど、職権乱用ではないかという
スキャンダル的な要素が報道されています。
そして一般的に、経済が悪い時の大統領選は、
現在ホワイトハウスにいない党になると言われており、
イコール民主党となるわけです。
今回の経済不安がオバマにプラスに働く可能性があります。
今後の行方はいかがなものでしょうか?
と、大きな事を私が悩んでも仕方がないわけで、今週末は友人の結婚式と、
自分の誕生日を楽しんで、地道な消費活動のお手伝いをしようと思います!
LAオフィス 松浦