ブログ

2006-12-18
空手
12月も残りわずかになってきました。NYでは12月とは思えないくらい寒くない気候が続いていますね。

先日、ダンスの話をしましたが、そのダンス券(10回券)を使い切ったので、どうしようかなと考えていたら、ちょうど友人から空手のトライアルの誘いがありました。次の予定を考えていなかった私はその空手に多少興味があったのもあり、思い切ってその誘いに行ってきました。以前にもやったことがある経験から、あまり何も考えずに気楽に参加してきました。最初は柔軟運動から始まり、基本動作、ミットを使っての打ち込み、軽いスパーリング、筋トレと立て続けに行っていく練習生の皆さんに頑張ってついていこうとしたのですが、スパーリングをやっている時にはもう倒れそうで、息が上がり、その上軽いボティーをもらって、相当限界を感じました。筋トレもただ倒れているのに等しいくらいで、そのまま寝てしまいそうな勢いでした。練習が終わると、寄り道をせず、まっすぐと家に帰り、シャワーを浴びて即寝に入りました。約10時間くらい爆睡していたような気がします。笑 極度な運動はあまり体にいいものではないかもしれません。。笑 でも、その後、入門してしまったので、これからまた懲りずに行って体作りに励もうと思います。

皆様、クリスマス&年末楽しい時をお過ごし下さい。

兼久
2006-12-12
クリスマスツリー
12月。ニューヨークは街中がクリスマスモードです。この時期はやっぱりクリスマスツリーが主役ですよね。というわけでニューヨークのクリスマスツリーについて少々。

ニューヨークはなんと言ってもきっと一番有名なのはロックフェラーセンターのツリーでしょうか?ご存知だとは思いますが大きな大きな本物の木です。今年のツリーがどこからやってきたのか、リサーチをしていなくてごめんなさい、よくわからないのですが、「家の木を使って欲しい」というオファーが毎年NBCには殺到するそうで、その中から厳選されたツリーというわけです。あそこまで大きくなるには100年以上かかるだろうに、切っちゃっていいのかしら、っていつも思うものですが、大きければいいってこともないですが、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーは、やっぱり見ごたえがあります。3000個以上のちかちかと光るきれいな飾りもちゃんとデザインされて衣装として施され、テレバイズされた点灯式なるものがあるので、NYを訪れたことがなくてもアメリカに住んでいればこのツリーは目にするものですね。きっと。

ロックフェラーセンターのツリーも素敵ですが、実は(というほどのこともなく、ニューヨーカーなら誰でも知っていますが)、リンカーンセンターのクリスマスツリーも素敵です。ロックフェラーセンターは華やかさが売り物とすると、リンカーンセンターのツリーはクラッシック。青い光を貴重とした古き良き時代物、という感じがします。リンカーンセンターと言えば、先週のブログにも登場したメットがバックにどーんと控えていますし、この時期はなんと言ってもNYシティーバレー団のくるみ割り人形が公演中で、やっぱりここはクラッシックがよく似合うところですね。リンカーンセンターの中には実はもうひとつ有名なクリスマスツリーがあります。お金を払わなければ見ることができないのですが、上記のくるみ割り人形に出てくるツリーです。私は今までに幸運なことに2度、このリンカーンセンターでくるみ割り人形の公演を観た事があります。2度とも結構よい席でしたので、クリスマスツリーも堪能しました。くるみ割り人形のストーリーはご存知ですか?クリスマスパーティーでくるみ割り人形をプレゼントにもらった女の子の夢の中のお話で、くるみ割り人形と一緒にファンタジーの世界を冒険するのですが、女の子が人形のサイズに小さくなるところを、特撮も何もできない舞台ではどうすると思います?クリスマスツリーが大きくなるのです。この場面は見ものです。というわけで、あまり階の高い席ではなく、できるだけ階の下の方の値段の高い席からの鑑賞をおすすめします。

もうひとつ、ニューヨークで有名なクリスマスツリーは、メトロポリタン美術館の中にあります。毎年この時期にだけ飾られるやはりとても古い古い、歴史のあるオーナメントも飾られるとても素敵なツリーです。このツリーだけを見にメトロポリタン美術館を訪れてみるのも素敵です。メトロポリタン美術館に入るのに15ドルも払うのに???いいえ、メトロポリタン美術館は決まった入館料はありません。15ドルはこのくらい払ってくれると嬉しいなぁ、という美術館側の希望にすぎず、1ドルしか払わないのであれば1ドルでお願いします、と、どうどうと伝えればよいのです。嫌な顔ひとつされませんからご心配なく!

クリスマスツリーと言えば、去年はこれをクリスマスツリーと呼んじゃいけない、といったPC的なムーブメントがあって、なんだかアメリカもここまで来てしまっちゃなぁ、と少し悲しい気持ちがしたものですが、今年はどのTV局もクリスマスツリーと何の躊躇も冷やかしもなく呼んでいるので、よかった、と思っていたところ、今朝のニュースでシアトルの空港のクリスマスツリー騒動が報道されていました。どうやらクリスマスツリーだけじゃなくってメノーラも飾らないのはおかしいという訴訟が持ち上がったため、空港側がせっかく飾ったクリスマスツリーを片付けてしまい、それはないんじゃないか、という声があがり、訴訟を起こした人物も空港側のそこまでの反応に驚いたらしく、なんだかんだの末訴訟はとりさげられ、空港側もメディアに大きく取り上げられたためか、結局クリスマスツリーを再度飾り、来年以降はメノーラも含めて他の宗教にも対応できるような飾りつけにするのか、を協議するとか。。。

日本人はだから宗教観がない、って言われるかもしれませんが、やっぱりクリスマスツリーはクリスマスツリーですよね。この時期のNYからクリスマスツリーが消えてしまったらどんなに寂しいことだと思いませんか?誰がなんと言ってもやっぱり、Merry Christmas!

(大矢)
2006-12-04
「目で見て楽しむオーケストラ」
私は3歳からバレエを始め、小さい時から舞台に立っていたせいか、今でもステージに立つのが好きですし、また逆に舞台を見に行くのも大好きです。でも田舎で貧乏育ちの私は、小さい頃はそれこそNHKの教育テレビでしか海外バレエ団公演なども見たことがありませんでした。それでも大学生の頃には何かしら海外からの引越し公演などがあると、それこそ当時の私にとっては大枚をはたいてよく観に行ったものです。日頃はジーンズにスニーカーのくせに、そんな時だけは慣れないおしゃれをして出かけるのも楽しみだったかな?バレエ団としては、モスクワのボリショイ、ウクライナのキエフ、フランスのパリ・オペラ座、日本の松山バレエ団など、アメリカからは、バレエよりもブロードウェイの方が多かったですね。

もちろんNew Yorkに来てからもよく観に行きます。当然ですが、日本で観るよりも安い!!日本で海外からのオペラ引越し公演なんかを観に行くと、4,5万払わないとまともな席では観れませんから、それを考えると破格ですね。そのせいか、基本的にはバレエが好きな私も、New Yorkに来てからはオーケストラやオペラをよく観に行くようになりました。オーケストラは、カーネギーかエイブリーフィッシャーホールですが、私はカーネギー派。オペラも、メトロポリタンオペラとニューヨークシティオペラがありますが、劇場としては、やはりメット派。でもこれはただ単に、「ゴージャス」なものが好きだという個人的趣味からくるだけですので、あしからず。

バレエ、オーケストラ、オペラはそれぞれ楽しみ方、観方が違いますね。面白いと思ったのは、ある人が私に教えてくれたのは、「オーケストラは見て楽しむものだ。」ということ。オーケストラを「見て」楽しむためには、遠く離れた席ではだめ。近く、しかもSecond Tierのステージ寄りボックス席で、席の上に屋根がかかっていない席がお勧めなのです。ということは、そのボックス席の1列目。一度そこでオーケストラを見ると感動するのですが、そこからだと指揮者の表情(横顔)が見えるんですね。普通の席からだと、指揮者というのは背中しか見えないですから、どんな表情で指揮をしているのか全く分からない。でも指揮者の横顔や汗、厳しい顔つきやたまに演奏者への愛情のこもったような表情を見ると、純粋に、「ほぉ~っ!」と思うんです。また、指揮を待つ演奏者の引き締まった表情、演奏者の細かい指の動き、それぞれ音を出す寸前に大きく息を吸う姿、あるいは自分のソロパートが終わってほっとしている様子、見たことも名前も分からないような奇妙な形をした楽器で一瞬だけ音が出されるもの、そういった微小なものも含め、音を聞きながら毎回色んな発見が出来るのがとても嬉しくなるのです。
屋根がかかっていない席がいいのは、屋根があると音が屋根の上に逃げて半減してしまうからです。これはどこでもそうですが、例えば1階奥の席で2階の屋根がかかっている席よりも2階で屋根がかかっていない前方の席の方がいい音が聞けますし、2階以上も同じ。音は上に上がるのですね。それに、実は1階オーケストラ席や2階前方の席よりも、Second Tierのステージ寄りボックス席の方が料金も安いのです:)。椅子も固定されていないので自分の好きなように動かせますし、目の前に邪魔な頭が目に入ることもないので、まるで自分のためだけに演奏されているかのような、それこそ(勘違い)ゴージャスな気分で楽しめます(笑)。ただしオペラもそうですが、オーケストラの規模や配置、演出によっては少し見難い部分がある場合もありますのでご了承下さい。

また特にオペラの場合は、建物の1階と2階部分、或いは地下と地上など、ステージ上を上下2段に設定して演じたり、その上下で2つの世界を同時に表す演出をすることが多いので、そういった演目の場合はやはり1階オーケストラ席か2階から観る方が、その演出を十分に楽しめると思います。

これに反してバレエの場合は、何があってもベストは2階中央の最前列ですね。ただしこの席を手に入れるのはかなり難しいので、なるべくそれに近い席をとる努力が必要になります。ここでも大切なのは、やはり屋根が席にかかっていないことでしょうか。あとは、群舞や舞台装置の多い演目はメトロポリタンの方が映えると思いますし、1ペアあるいは少人数のモダンや舞台装置の少ないものは、ニューヨークシティセンターの方で見るほうが集中できます。アメリカンバレエシアターが秋にシティセンターで上演する演目は、ほぼ翌年夏にメットでも上演しますので、演目によって見分けるのも一つですね。(シティセンターの方が安い!)

まぁ、色々と書きましたが、何よりも楽しむことが大切です。こんな小うるさい私でも、行ってしまえばどんな席でもやっぱり楽しいのです。特にメトロポリタンオペラでの開演とともに、あの美しいシャンデリアが天井にまですぅーっと上がり、徐々に劇場が暗くなる瞬間は、何とも表現できない幸せを感じます。
さぁ、今年の冬のオペラは何を観に行こうかな?楽しみな季節です。

参考:「Seats」-APPLAUSE

高橋